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ワイドテック、エージェントレス対応のITインフラ運用自動化ソフトウェア「POLESTAR Automation V3」

外部連携機能の追加やネットワーク機器の管理機能強化などを実施

 株式会社ワイドテックは11日、ITインフラ運用自動化ソリューション「POLESTAR Automation」の新版として、「同 V3」を出荷開始したと発表した。

 POLESTAR Automationは、ジョブにより管理作業を自動化することで、煩雑な業務の効率化を支援するインフラ運用自動化ソフトウェア。Windows ServerまたはLinuxを管理側サーバーとして、Windows/Linux/Solaris/IBM AIX/HP-UXで動作する管理対象サーバー、ならびにMIB情報の取得可能なネットワークスイッチ/ルーターなどの各種ネットワーク機器の運用業務を、自動化・省力化できるという。

 サーバーの運用自動化にあたっては、従来、管理対象サーバーに専用プログラムを導入するエージェント方式で行っていたが、新版では、SNMP/SSH/WMIなどの汎用的な管理インターフェイスを通じ、専用プログラムをインストールすることなくサーバー運用の自動化を実現する「エージェントレス方式」での管理を可能にした。

 また外部連携のためのREST APIを搭載し、Zabbixをはじめ、既存のさまざまな運用管理製品との連携を実現。Zabbixからのシステム障害アラートをトリガーに、その後の障害回復処理を自動化する、といった運用に対応するとのこと。

 このほか、ネットワーク機器の管理機能が大幅に拡充され、ネットワーク機器へのコンフィギュレーションやアクセス制御リストの投入・更新、Cisco IOSなどのファームウェアのバージョンアップ、高頻度のパスワード変更などを手軽に行える、さまざまなネットワーク機器管理ジョブを取りそろえた。

 ラインアップとしても、ネットワーク機器だけを管理したいといったニーズに応えるため、専用パッケージ「Network Edition」の提供も開始している。

 一方で、管理画面のユーザーインターフェイスもHTML5ベースで一新され、ブラウザプラグインに依存せず、高速で軽快な操作を可能にしたとのこと。加えて、必要な管理情報を好きな好みの場所に配置してカスタマイズできる、ウィジェット型のダッシュボードも搭載した。

 なお、製品はライセンス版とサブスクリプション版が提供され、ライセンス版は最小購入数50ノードで120万円(税別)から。サブスクリプション版は最小購入数20ノードで年間12万9600円(税別)から。なお、初回契約時は2年利用からになる。