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ワイドテック、NTT-ATのWindows環境向けRPAソフト「WinActor」を販売

 株式会社ワイドテックは29日、NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)の開発したWindows用RPA(Robotic Process Automation)ソフトウェア「WinActor」の販売に関し、総販売代理店の株式会社NTTデータと代理店契約を締結したと発表した。

 WinActorは、Microsoft Officeなどのオフィスアプリケーション、WebブラウザなどのGUIソフトウェア上で、従来は人の手で行われてきたキー入力、マウス操作などを自動化するRPAソフトウェア。Windows PC上で人間が行う操作を「シナリオ」として記録・編集しておき、それをもとに自動で操作を行う仕組みのため、作業熟練者のPC操作を記録しておけば、熟練者の作業を正確に再現し、短時間で大量の処理を行うことが可能になっている。

 さまざまな形式のデータでも、それぞれに対応した自動化シナリオを作っておけば、利用時はシナリオを選ぶだけで対応可能。またシナリオは、プログラミングの知識がなくても簡単に修正できるという。

 さらに、元データの情報に応じて入力先や入力内容を自動選択することも可能で、さまざまな投入作業にも柔軟に対応する。加えて、人手で入力する際に避けられない入力ミスの削減も実現するとした。

 なお、ワイドテックではすでに、サーバーやネットワーク機器を対象とした運用自動化ソリューション「POLESTAR Automation」を提供しているが、WinActorの取り扱いを開始することにより、大規模データセンターにおける運用管理から、クライアントPC上での諸作業まで、業務自動化をワンストップで幅広く提案できる体制を整えたとのこと。