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カゴヤ・ジャパン、コンテナサービスの提供に向けてRancher Labsと協業

Kubernetesマネージドサービス「KAGOYA CLOUD コンテナサービス」を9月提供予定

 カゴヤ・ジャパン株式会社は28日、米Rancher Labsとマネージドサービスプロバイダー契約を締結したと発表した。契約を通じ、コンテナ管理ツール「Rancher」を用いたKubernetesマネージドサービス「KAGOYA CLOUD コンテナサービス」を2019年9月(予定)に提供開始する。

 カゴヤ・ジャパンでは、複数のコンテナを統合管理するコンテナオーケストレーションツールとしてKubernetesがデファクトスタンダートとなりつつある一方で、Kubernetesは運用やセキュリティ対処が難しく、検証評価に時間を要するため、多くの企業が本番運用に移行できていない状況があると説明。

 こうした状況に対して、分かりやすいUIでKubernetesの運用を一元管理できるRancherを活用した、Kubernetesマネージドサービスをリリースすることで、クラウド基盤のインフラからコンテナ環境まで一貫したサービスを提供。これにより、顧客はクラウド基盤運用業務を効率化でき、アプリケーション開発などより創造的な仕事に専念できるとしている。

 Rancher Labsは、2014年に設立されたKubernetes管理ツールOSSを開発するシリコンバレー企業で、海外のみならず日本の有力企業でもDevOps基盤やプライベートKubernetes基盤として豊富な導入実績を持つ。カゴヤ・ジャパンでは、DevOpsのための基盤技術として注目されながら国内で普及が遅れているコンテナ技術の導入を促進し、国内企業の開発・運用における生産性向上に貢献していくとしている。