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クラウズとKDDI、2020年6月に義務化される飲食店へのHACCP対応に向けクラウドサービス「CLOUD HACCP」を提供

 株式会社クラウズとKDDI株式会社は29日、レストランなどの飲食施設がHACCPを導入、運用するためのクラウドサービス「CLOUD HACCP」を共同開発したと発表した。クラウズが12月にライセンスの販売開始を予定する。

 HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)とは、危害分析に基づく重要管理点を意味し、食中毒の発生や異物混入を防ぐために、食品の加熱や包装などの重要な工程を管理、記載する手法のこと。2020年6月から、規模の大小に関わらずすべての飲食店で、HACCPに沿った衛生管理が義務化される。レストランなどの飲食店は、手洗い、清掃、従業員の健康管理など「一般衛生管理」をしっかり行なった上で、「HACCP 7原則」に基づいた「衛生管理計画」を作り、食品ごとに衛生管理を行い記録することが必要となる。

 CLOUD HACCPは、HACCPの導入・管理運用作業に特化したASPサービス。HACCPで必要な衛生管理項目の作成および記録・管理業務を、クラウドで一元管理できる。現場における運用業務の分析により、洗練され、見やすく使いやすいユーザーインターフェイスを実現。HACCP導入に必要となるチェックリスト、異常時のアラート機能、関係者への報告機能など、あらゆる機能が一元的にまとめられている。

 クラウズは、HACCPの導入、管理運用が義務化されるレストランなどの事業者向けに、CLOUD HACCPをライセンスしていく。12月に製品版リリースを予定しており、現在、評価版のアカウントを無料で試用できるキャンペーンを実施している。