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日本製薬、ヒューマンテクノロジーズのPC認証強化システム「DigitalPersona」を導入

利便性を下げず、MRが持つPCのセキュリティを確保

 株式会社ヒューマンテクノロジーズは24日、日本製薬株式会社が、PC認証強化システム「DigitalPersona」を導入したと発表した。

 医薬品の研究開発、製造、販売を行っている日本製薬では、医薬情報担当者(以下、MR)が持つPCのセキュリティを高めるために、以前は別の認証製品を利用していたが、紛失や破損などによって認証を行えなくなることがあったという。

 そこで、MRに負荷をかけず現行のセキュリティを強化することを目的に、新たなソリューションの導入を検討した。その検討にあたっては、顔や指紋などの生体認証、ICカードでの認証も候補として挙がったというが、精度や管理方法、対応機器の面などから採用に至らなかったとのこと。

 そうした中で同社は、社用携帯として支給されているスマートフォンに注目した。DigitalPersonaのBluetooth認証であれば、PCにスマートフォンを近づけてペアリングを行った上で、パスワードを入力すれば認証が完了するため、スマートフォンと組み合わせれば、ほかのデバイスを持つ必要はない。日本製薬ではこうした点を評価して、DigitalPersonaの採用に至った。

 なお、システムの構築支援はアステック株式会社が担当しているが、DigitalPersonaはActive Directory(AD)サーバーに統合されているため、新たなサーバー設置や環境構築が必要なく限られた期間の中で構築できたこと、また、グループポリシーでの一括設定に対応しており、各PCに設定を行う手間がないことなどをメリットとして挙げている。