ニュース

「顔認証技術を用いた無人店舗」の実証実験、長崎市にて8月より開始

ジョイフルサン、穴吹ハウジングサービス、NECソリューションイノベータの3社

 株式会社ジョイフルサンアルファ、株式会社穴吹ハウジングサービス、NECソリューションイノベータ株式会社の3社は24日、24時間営業の小型無人店舗を共同開発したと発表した。分譲マンション「コアマンション長崎ガーデンヒルズ」(長崎県長崎市川平町)の共用部分において、8月末より実証実験を開始する。

 この無人店舗は、穴吹ハウジングサービスが管理受託している分譲マンションのエントランスロビー内に設置され、長崎市内に11店舗のスーパーマーケットを展開するジョイフルサンアルファが、マーチャンダイジングや商品供給などの運営面を担当する。これにより、産直の新鮮野菜や果物など、一般的な無人店舗では扱うことが難しい商品も提供が可能になるとした。

 またキーシステムとしては、NECソリューションイノベータの顔認証技術を利用した入退館システムとセルフPOSシステムを利用する。さらに、穴吹ハウジングサービスが提供するサービス「ハピット」のデジタルサイネージシステムを利用し、地域情報提供サービスも実装する予定。

 実施期間は2019年8月30日から2020年8月29日まで。マンション居住者(利用者)への実売と定期的な意見交換を通じて、無人店舗の事業性の判断や、システム・技術を含むサービス実運用の検証・課題抽出を行うとしている。