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オルターブース、クラウドネイティブ化をサポートする「KOSMISCH Monolith」提供開始

 株式会社オルターブースは5日、企業アプリケーションのクラウドネイティブ化をサポートするサービス「KOSMISCH Monolith」について、正式サービスとして提供を開始した。

 KOSMISCH Monolithは、顧客が保有するアプリケーション資産のソースコードを解析し、Microsoft Azureをはじめとするパブリッククラウドを実行環境とするアプリケーション構成に対して改善提案レポートを提供するサービス。アプリケーションにおける課題顕在化、マイクロサービス化するために必要なアクションプラン、コード内の依存関係可視化などを提供する。

 KOSMISCH Monolithは、サービスは、アプリケーションのソースコードが保管されたGitリポジトリを指定することで利用が可能。ASP.NETで開発されたウェブアプリケーションを対象としており、今後は他のプログラミング言語のフレームワークへの展開を計画している。

 また、KOSMISCHは、Monolithによるアプリケーションのソースコード解析機能を中心に、クラウドデザインの自動設計やマイグレーションサポートに関するサービスを計画しており、今後も新機能を随時提供するとしている。

 KOSMISCHは、Kubernetesやマイクロサービスアーキテクチャー、DevOpsなどのクラウドネイティブを構成する技術の導入を検討している企業向けに提供するコンサルティングサービスとして、2017年12月にブランドリリースしたサービス。

 オルターブースでは、当初のKOSMISCHは、依存のないクラウドネイティブ環境の提供を目指していたが、そもそもクラウド化が進んでいない状況でインフラだけを提供することに疑問を感じ、クラウド化を推進するためのサービスが必須と考え、KOSMISCHをピボットさせていったと説明。KOSMISCHは、クラウドネイティブにするために必要なアプリケーション開発そのものをサポートし、クラウドネイティブへ一気にシフトさせることができるとしている。