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JFEシステムズ、食品業界向け商品情報管理クラウドのエントリーモデル「原料コース」を提供

 JFEシステムズ株式会社は1日、食品業界向け商品情報管理システム「Mercrius(メルクリウス)」をクラウドサービスとして提供している「Mercriusクラウド」において、原料規格書管理に限定した「原料コース」を新設すると発表した。同日よりサービス提供を開始する。

 Mercriusクラウドは、製菓・冷凍食品・調味料などの大手食品メーカーを中心に、300社以上の実績を持つ商品情報管理システムのMercriusを、クラウド環境で利用できるようにしたサービス。クラウドの特性と、同社のノウハウをもとに開発したテンプレートにより、より迅速な導入を可能にしているという。

 今回新設された「原料コース」は、そのMercriusクラウドの原料規格書管理機能だけを提供するエントリーサービス。収集した原料規格書のデータベース化、社内の承認フロー、定期的な規格書の更新、有事の検索機能といった、Mercriusクラウドの原料規格書管理機能と、食品メーカーと原料サプライヤー間の原料規格書の収集サービス「MerQurius Net 原料規格書サービス」をセットにして提供する。

 これを導入すると、原料情報管理業務プロセスを標準化し、すぐに利用できるとのことで、5000社超のサプライヤーが参加するMerQurius Net 原料規格書サービスと連携し、原料規格書の授受を効率化できるとした。

 また、原料規格書の収集・管理からシステム化し、段階的に商品情報、得意先へのカルテ情報の管理へと機能を拡張するといったスモールスタートに対応するため、原料規格書の見直しを検討している企業や、費用面でシステムの利用をためらっている企業でも、必要最低限の機能から導入できるとしている。

 価格例(税別)は、Mercrius クラウド 原料(エントリー)コースの初期費用が5万円、年間利用料が12万円。MerQurius Net 原料規格書サービスの初期費用が10万円(サプライヤー50社)、年間利用料が23万円(50社250原料)。