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A10、コンテナ対応製品群「Thunder for Container」を提供開始

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は11日、セキュアなアプリケーションサービスのためのクラウドネイティブで軽量なコンテナ対応製品群「Thunder for Container」を、日本市場で提供すると発表した。

 Thunder for Containerは、A10の次世代アプリケーションデリバリーコントローラー「Thunder ADC」、キャリアグレードNAT/IPv6移行ソリューション「Thunder CGN」、ハイパフォーマンスセキュリティプラットフォーム「Thunder CFW」をコンテナで提供し、コンテナ対応製品として業界最高となる最大200Gbpsのスループット性能を備える。

 A10では、Thunder for Containerの追加によってA10のマルチクラウドポートフォリオが拡張され、アプリケーションのパフォーマンスやセキュリティ、可用性が向上することにより、ユーザー企業は重要なワークロードをハイパースケールのマルチクラウド環境で実行できるようになると説明。多数の異なる地域において、パブリッククラウド/プライベートクラウド全体にまたがってアプリケーションをデプロイする場合にも、予測可能なサービスレベルを維持しながら、増大するトラフィックの需要に対応できるとしている。

 Thunder for Containerは、コンテナオーケストレーションシステムであるKubernetesでもサポートされるなど、可搬性の高いソリューションであり、スタンダードなx86サーバーに加え、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Google Cloud Platform (GCP)といった代表的なクラウドプロバイダーやプライベートデータセンターにもデプロイが可能。また、A10独自の帯域幅を共有して利用できるサブスクリプションライセンスモデル「A10 FlexPool」と組み合わせることで、クラウド上で実行されるアプリケーションへのリソースの割り当てや再分配を柔軟に調整できる。

 Thunder for Containerは、2019年第3四半期に日本市場にて提供開始の予定。A10では、6月12日~14日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2019」のA10ブースにおいて、Thunder for Containerを展示する。