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バーニーズ ジャパン、コマースプラットフォームへの刷新で「Salesforce Commerce Cloud」を採用

 株式会社セールスフォース・ドットコムは10日、株式会社バーニーズ ジャパンがEコマース向けクラウドサービス「Salesforce Commerce Cloud」を採用したと発表した。

 バーニーズ ジャパンは、バーニーズ ニューヨークの日本法人として、アウトレットの6店舗を含む12店舗を展開している。

 バーニーズ ジャパンでは、今後のさらなる事業成長を推進していく上では顧客を理解することが欠かせないとして、その中でショッピングにおけるニーズが多様化する、特に若い世代を含む新規顧客を獲得していくために、実店舗のみならず、Eコマース事業を含むオムニチャネル戦略を強化していくことが必要だと説明。これを実現するために、バーニーズ ジャパンならではのパーソナライズした接客による実店舗でのショッピング体験を、Eコマース上においても継承することでブランディングをより強化することが課題となっていたという。

 バーニーズ ジャパンではこうした状況を受け、すでにクロスチャネルでのマーケティングキャンペーン活用で導入していた「Salesforce Marketing Cloud」との統合も見据えて、Salesforce Commerce Cloudを採用。コマースプラットフォームを刷新することで、将来的に業務の内製化を進めていくことを見据えているという。

 さらに、Eコマースにおいても実店舗と同じ接客品質を実現していくためにも、Einstein AIによるレコメンデーション機能や多様なモバイル決済への対応、顧客の行動などに基づいたキャンペーンの設定や実施などが、Salesforce Commerce Cloudの標準機能として搭載されていることも決め手となったとしている。

 今後、バーニーズ ジャパンでは、自社でEコマースにおける顧客のショッピング行動を分析し、そこで培うノウハウにもとづく次のキャンペーンやサービス向上を実施していくと説明。また、実店舗とEコマースにおける顧客情報を提供するサービスにも連動することで、同社のラグジュアリーブランドを確立する接客品質をオムニチャネルで展開し、顧客との新しい関係構築につなげていくとしている。