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NTTドコモ、ARヘッドセットの開発・販売を手がける米Magic Leapと資本・業務提携

 株式会社NTTドコモは26日、ARヘッドセットの開発・販売などと手がける米Magic Leapと、資本・業務提携について合意したと発表した。NTTドコモでは、Magic Leapに対して2億8000万ドルを出資する。

 NTTドコモでは、5G時代における新たな付加価値の提供を目指し、空間コンピューティングを利用したMR領域の取り組みを強化するため、Magic Leapとの資本・業務提携を行うと説明。5Gの持つ高速・大容量・低遅延といった特徴や、dアカウントをはじめとしたNTTドコモのアセットとの連携を行うことで、日本国内における空間コンピューティングを利用したMRサービスの創出と市場の拡大を目指すとしている。

 業務提携では、Magic Leapが今後、日本国内向けに提供を予定している空間コンピューティングを利用したMRコンテンツの配信プラットフォームにおける、dアカウント連携などの日本版対応を共同で推進。NTTドコモが提供するサービスの空間コンピューティングを利用したMR対応や、ドコモの5Gパートナーなどとの連携により、日本市場におけるMRコンテンツの開発および普及を共同で促進する。

 また、Magic Leapが今後、日本国内向けに提供を予定している空間コンピューティングデバイスについて、NTTドコモが販売権を取得する。

 NTTドコモでは、映像分野におけるスタイル革新を実現するために、パートナーとともに、現在推進しているAR/VRの取り組みを着実に遂行していき、今回のMagic Leapとの提携を通じて、MR領域市場の創出も目指すとしている。