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シュナイダーエレクトリック、データセンターやサーバールームの局所冷却ソリューション新製品「Uniflair InRow DX 300mm」

省スペース化によりIT機器に利用可能な設置スペースを拡大、室外機の設置面積を約50%削減

 シュナイダーエレクトリックは25日、データセンターやサーバールームの局所冷却ソリューション「Uniflair InRow Cooling」シリーズから、従来機よりも単位面積あたりの冷却能力を向上した「Uniflair InRow DX 300mm」を国内で発売すると発表した。受注開始は8月5日の予定。

 Uniflair InRow Coolingシリーズは、データセンターやエッジのサーバールームのポッド、ITラック列内に組み込むことで、高発熱サーバーの冷却を行う局所冷却ソリューション。

Uniflair InRow DX 300mm

 新たに販売するUniflair InRow DX 300mmは、冷却に水を使わない空冷方式を採用し、チラー(冷却水循環装置)や水配管設備がない建物でも、高発熱エリアへの対策として増設できる製品。筐体および室外機の省スペース化により、より多くのIT機器の設置スペースが確保でき、中小規模のデータセンターや企業内のサーバールームなど、オンプレミスの高密度エッジ環境に適した製品としている。

 熱を発する機器の近くに組み込み、負荷に合わせて運転することで、効率よく冷却が可能。従来機の600mm幅から300mm幅になったため、IT機器の設置面積を拡大でき、室外機についても据え付け面積を50%削減した。

 運用性についても、圧縮機などの主要部品や高圧力部品を室外機に組み込んだことで、InRow空調機のスペース当たりの冷却能力を向上。また、ITスペースでのメンテナンス作業が不要となり、作業ミスによる故障を抑制する。