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アライドテレシス、ネットワーク製品のファームウェア「AW+」を更新 コアスイッチのネットワーク管理機能などを強化

 アライドテレシス株式会社は23日、スイッチ/ルーター製品のファームウェア「AlliedWare Plus(AW+)」の新版「同 Ver.5.4.9.-0.1」を発表した。同社Webサイトからのダウンロードサービスを開始している。

 今回の新版では、まず、FA(Factory Automation)で採用の多いModbusのイーサネット拡張バージョン「Modbus/TCP」に対応した。これに伴い、x930シリーズ、x950シリーズといったスイッチ製品向けのインダストリアルアプリケーションライセンスにおいて、新たにModbus/TCP通信をサポートしている。

 また、独自の統合管理機能「AMF」を拡張。設定変更のできない第三者ルータを経由したインターネットアクセス環境にて、WAN越えAMFを構築可能にした。x220シリーズ、x230Lシリーズ、x230シリーズ、x310シリーズ、x510シリーズといったスイッチと、AT-AR4050S、AT-AR3050S、AT-AR2050V、AT-AR2010Vなどのルータが対象となる。

 さらに、SBx908 GEN2、x950シリーズといったコアスイッチでは、無線管理やGUIの機能を強化した。例えば、ネットワークトポロジーを表示する「ネットワークマップ」機能に対応したほか、無線LANの自律型最適化機能「AWC」におけるアクセスポイント管理台数を拡張。チャンネルブランケット型無線LAN技術「AWC-CB」にも対応し、ローミングレスの無線LAN環境を構築できるようにしている。

 こうしたコアスイッチの強化により、中規模のオフィスなどでは、管理ツールの「Vista Manager EX」を導入することなく、サーバーレスでグラフィカルなネットワーク管理が可能になったとのことだ。

 なおアライドテレシスでは今回のバージョンアップに伴い、関連するライセンスの販売を4月24日より開始する。