NTT出版、最先端の音声認識技術を利用した音声テキスト化サービスの試行提供を開始

　エヌ・ティ・ティ出版株式会社（以下、NTT出版）は4日、NTTテクノクロス株式会社の音声認識製品を活用した「クラウド型音声自動テキスト化サービス」のβ版の提供を開始した。

　サービスは、NTTグループのAI技術「corevo」の1つであるNTT研究所の最先端音声認識技術を活用し、音声データのディープラーニングによって高精度のテキスト化を実現するとともに、クラウド上でそのテキストを自在に編集・共有することを可能にする。

　NTTテクノクロスの音声認識製品とNTT研究所の最先端音声認識技術を活用し、認識させたい表現や利用シーンのデータを大量に収集してモデル化しており、日本語の自動音声認識としてこれまでにない高い正確性を実現。さらに、話す人の発音、周りの騒音等音声の状況により、自動音声認識の結果が曖昧な箇所について、該当部分の音声を確認しながら編集する機能も備え、より完成度の高いテキスト化を可能にする。

　これにより、社内会議や講演、プレゼンテーションの議事録作成などが、高い正確性で短時間に加工・流通しやすいテキストが自動作成でき、企業内の業務改善・働き方改革に貢献するとしている。

　NTT出版では、サービスは当初は協力企業内での試行利用を進め、ユーザーインターフェイスの検証とさらなる音声認識技術の向上・機能拡充を図り、より広く多くの顧客に対してAI技術を活用したコミュニケーション活性化、情報共有を加速させるクラウドサービスの展開を予定するとしている。