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NTTデータ、米国州政府のヘルスケア関連部門へのコンサルティングを手がけるCognosante Consultingを北米子会社を通じて買収

 株式会社NTTデータは2日、北米子会社のNTT DATA Servicesを通じて、米Cognosanteのコンサルティング部門であるCognosante Consultingを買収したと発表した。

 買収により、NTTデータは米国州政府に対する業界特化型のコンサルティングサービスを強化するとともに、顧客に対してより幅広い価値のあるサービスが提供可能になるとしている。

 Cognosante Consultingは、米国各州政府のヘルスケア関連部門に対してコンサルティングサービスを提供しており、特に公的医療保険制度であるメディケイド関連システムに関するIT戦略・計画策定支援、品質保証サービス、プロジェクトマネジメント支援サービスにおいて強みを持っている。

 NTT DATA Servicesでは買収により、州政府の支出で最大規模であるヘルスケア関連分野において専門性の高い業界特化型のコンサルティングサービスを提供することが可能になると説明。Cognosante Consultingの約30年にわたる48州政府に対する豊富なサービス提供実績に基づく知見を獲得することで、さらなるサービス展開を加速させていくとしている。

 また、Cognosante Consultingの既存顧客に対しても、NTT DATA Servicesの幅広いサービスを提供することで、顧客のさらなる成長に貢献していくとしている。

 NTT DATA Services CEOのBob Pryor氏は、「Cognosante Consultingの買収により、NTT DATA Servicesは、急速に成長している米国の公的医療関連分野におけるリーディングカンパニーとなり、公共分野、ヘルスケア分野のお客さまに対して、今まで以上に魅力的で価値のあるサービスが提供可能となります。本買収は、業界特化型の専門性とプレゼンスを強化する我々の成長戦略を強く推進するものです」と述べている。