より分かりやすいレポートを手軽に作成――、ジャストシステムのBIツール「Actionista!」新版

　株式会社ジャストシステムは、BIツール「Actionista!」の新版「同 5.0」を、4月25日に発売する。今回は、よりわかりやすいレポートを作成するための機能強化や、レポートの自動配信機能の追加などを行っている。

　Actionista!は、企業内のさまざまな業務システムに蓄積された膨大なデータの集計や分析、レポーティングに活用できるBIツールで、例えば、販売分析や生産分析、会計分析などに利用可能。専門スキルがなくてもデータを容易に取り込め、分析軸や値をドラッグ＆ドロップして、集計分析手法を選択するだけで、本格的なデータ分析を簡単に行えるという。

　今回の新版では、ダッシュボードやアクションレポートがリッチテキストに対応。さらに、アクションレポートでは手書きや図形の配置が行えるようになった。伝えたい個所の強調、コメントを書き入れるといったことが可能なため、伝えたいポイントをより正確に伝えられるとアピールしている。

　また、ダッシュボードやアクションレポートに「ページレイアウト」機能が追加され、用紙サイズや向きを簡単に設定できるように改善した。Webブラウザの印刷設定にかかわらず、ダッシュボードやアクションレポートを作成したとおりのレイアウトで、PDFファイル形式に変換したり、紙に印刷したりすることが可能になっている。

　加えて、ダッシュボードの情報をPDFファイルにして定期的に自動配信する機能を搭載。外出先からでも最新情報を確認しやすくなった。アクションレポートを定期的に自動配信する機能も新たに追加されており、各営業拠点に対して月次でアクションレポートを自動配信し、コメントなどを記入したうえで提出してもらう、といった使い方にも対応する。

　このほか、過去データの傾向や季節性をもとに、将来の売上やコストを予測するシミュレーション機能も利用できる。なお、シミュレーション結果はグラフと集計表の形式で表示され、関数の入力や分析期間の設定といった面倒な作業を行わずに、「将来予測設定」ボタン1つでシミュレーションを実施できるとしている。

　価格は、基本モデルの「Basic Edition」で820万円（税別）から。