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ジャストシステムのBIツール「Actionista! 2.0」、企業のデータ分析基盤として活用可能に

 株式会社ジャストシステムは17日、企業向けBI(ビジネスインテリジェンス)ツールの新版「Actionista! 2.0」を発表した。12月8日より販売開始する。

 「Actionista!」は、販売分析や生産分析、財務会計分析など、企業内のさまざまな業務システムに蓄積されたデータの集計・分析、レポーティングに活用できるBIツール。専門スキルがなくても、データを容易に取り込め、分析軸や値をドラッグ&ドロップして集計分析手法を選択するだけで、データ分析が簡単に行えるという。

 今回の新版では、まず、作成した集計表やチャートを、企業内のポータルサイトやWebシステム上に表示できるようにした。クライアントフリーの特性を生かし、全社単位で即時に情報共有できるだけでなく、全社員が集計表やチャートを用いた分析を行える。

 また、さまざまな業務システムで集計データの再活用ができるように強化。集計表のデータを定期的にExcelやCSVに自動出力することで、ほかの業務システムやツールでの二次活用が簡単に行えるとのこと。

 さらに、ジャストシステムのノンプログラミングWebデータベースソフト「UnitBase」との連携にも対応した。複数のデータベースを分析対象に設定し、まとめて分析することも可能だ。

 加えて、さまざまな集計分析用途に対応し、例えば、日付データからどの作業やメンバーにどれだけの工数がかかっているかの算出や、財務会計データからセグメント別に収支を算出する、といったことが可能になった。このほか、アクセス制御の強化により、同一のダッシュボードでも利用者ごとにアクセス権を設定し、必要なデータのみを集計分析の対象にさせることができる。

 価格は、データ件数が1000万件までの「Basic Edition」で820万円(税別)から。ラインアップには、データ件数が5000万件までの「Workgroup Edition」や、1億件までの「Enterprise Edition」も用意されている。

石井 一志