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ジャストシステム、BIツール新版「Actionista! 4.0」

エンタープライズ用途とセルフサービス用途の両面で機能を強化

 株式会社ジャストシステムは、短期間でマルチユースの分析環境を構築できるオールインワンBIツール「Actionista! 4.0」を6月30日に発売する。価格は、基本モデルの「Basic Edition」の場合で820万円(税別)。

 「Actionista!」は、販売分析や生産分析、会計分析など、企業内のさまざまな業務システムに蓄積された膨大なデータの集計や分析、レポーティングに活用できるBIツール。専門スキルのないユーザーでも、分析軸や値をドラッグ&ドロップして集計分析手法を選択するだけで、本格的なデータ分析を簡単に行える。

 新バージョンとなる「Actionista! 4.0」では、大量データを高速処理したいエンタープライズ用途と、現場で簡単に分析が行いたいというセルフサービス用途の両面で機能を強化。「マルチユースBI」として進化し、クライアントフリーで利用人数に制限がないため、企業内で課題となっている、BI乱立によるデータガバナンスの低下や運用コストの問題も解決するとしている。

 新バージョンでは、最上位モデルの「Enterprise Edition」で取り扱えるデータ件数を、1サーバーあたり3億件から5億件に増加。データ取り込みのユーザーインターフェースも刷新し、より少ない手間でデータ取り込みを可能した。

 ExcelやCSVファイルをドラッグ&ドロップするだけで、すぐに分析が可能。販売データと生産データなど、種類が異なるデータを1つの分析画面(ダッシュボード)上で分析できるようになり、さまざまなデータを統合的に分析できる。また、ユーザーからの要望が高かった機能として、関連する値の変動を見るシミュレーションや、集計結果がある条件に達した場合にアラートメールを送信できる機能を新たに搭載した。

 サーバー稼働環境の対応OSは、Windows Server 2016/2012 R2/2012/2008 R2/2008(Standardエディション以上、64bit版のみ)