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アドバンスソフトウェア、Java環境に対応したExcelファイル生成コンポーネント新版 PDF/HTML出力機能を搭載

 アドバンスソフトウェア株式会社は7日、Java環境に対応したExcelファイル生成コンポーネント「ExcelCreator for Java」において、PDF/HTML出力機能を追加した新版「同 Ver1.1」を提供すると発表した。

 ExcelCreator for Javaは、Java EE/SE環境で作成したプログラムの中からExcelファイルを生成できるコンポーネント。Excelファイルは新規作成だけでなく、既存Excelファイルへの上書きや別ファイルへの保存(オーバーレイ)も可能で、目的のセルに対するデータ設定のほか、セルの書式、計算式、画像、オートシェイプなどの設定、シートのコピーや行、列の挿入/削除といったことを、シンプルなコーディングで実現できるとした。

 また、実行環境にExcelがインストールされている必要はなく、独自の技術でファイルの生成を行うため、100万セル(1万行×100列)にランダムな数値データを書き込むのに4秒程度と、処理を高速に実行できる点も特徴という。

 今回の新版では、PDFファイルやHTMLファイルにも出力可能となったため、ドキュメントの表組みをExcelで作成して、プログラムからデータを差し込み、PDFで出力したファイルを印刷するといった手順により、帳票作成機能の実装を行えるようになった。PDFファイルでは暗号化にも対応する。

 サポートするExcelのバージョンは、Excel 2007/2010/2013/2016/2019。

 価格は、開発ライセンスが1クライアントで4万円(税別)。また、ExcelCreator for Javaを組み込んで開発したアプリケーションをサーバーに配置して使用する場合は、サーバーライセンスが別途必要となり、こちらは1サーバーあたり12万円(税別)となる。