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HENNGE、IoTデバイスを利用してグループウェアと連携する「HENNGE Workstyle」を提供

第1弾は会議室利用支援と訪問者受付の両機能を提供

 HENNGE株式会社(旧称:HDE)は、ソフトウェアとIoTデバイスをサービスとして提供するIoT as a Service「HENNGE Workstyle」を、2月1日より提供開始した。現在、会議室利用最適化を目的とした「Agile Meeting」と、訪問者受付業務省力化を目的とした「Easy Check-in」の各モジュールが提供されている。

 このうちAgile Meetingは、会議室の利用が予定通り行われない、といった企業の課題解決を支援するもの。会議室に人感センサーを設置し、そこから取得される情報と、クラウド型グループウェアに存在する会議予定情報をもとに、会議室利用状況を可視化することができる。また、会議の開始・終了の遅延予防、会議室カラ予約を解消するためのアラートをボットが送信する機能も備えている。

会議室利用状況確認画面のイメージ

 なお、Agile Meetingで利用する人感センサーは、社内利用に最適なIoTデバイスとするために自社開発したとのこと。

自社開発したセンサーデバイス
会議室への設置イメージ

 一方のEasy Check-inは、訪問者受付業務と訪問者情報管理業務の省力化を支援するもの。受付に固定設置されたタブレット端末、または訪問客自身のスマートフォンから到着連絡を行える。

 到着連絡後は、チャットシステムまたはメールなどを利用して、担当者本人に来客通知が送られるため、従来の内線電話ベースの訪問者受付にあるような、取り次ぎの手間は発生しない。

 また、オフィス入館に際して機密保持契約へのサインが必要な場合も、到着連絡と同様に、訪問客のスマートフォンまたは受付固定設置のタブレットにて、手書きサインを取得することが可能。データはクラウドストレージに自動で保存されるため、コンプライアンス観点での訪問者情報管理にかかる工数削減やペーパーレス化が実現できるとした。

 なお、グループウェアはMicrosoft Office 365とG Suiteに対応しており、いずれかの製品のカレンダー機能にて、会議室予約管理および来客とのアポイント管理をしている場合にHENNGE Workstyleが利用できる。また、センサーデバイスは社内Wi-Fi経由でインターネットに接続する必要がある。