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IIJ、「IIJ仮想デスクトップサービス」を機能拡充、同時アクセス数を5000ユーザーまで拡大

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は16日、Windowsのデスクトップとアプリケーション環境を仮想化し、月額のクラウドサービスとして提供する「IIJ仮想デスクトップサービス」について、同時接続ユーザー数の拡大やマスターイメージの運用代行オプションの追加などの機能拡充を行い、2月15日に提供を開始すると発表した。

 IIJ仮想デスクトップサービスは、Citrix Virtual Apps and Desktops(旧称:XenAppおよびXenDesktop 7.15 LTSR)を活用し、仮想デスクトップを利用するために必要な高性能サーバーリソース、ライセンス、運用一式をクラウド型で提供するサービス。PCやスマートデバイスから利用でき、端末にデータを保有しないため、セキュアなモバイルワークを実現できる。

サービス概要図

 今回の機能拡充では、従来のサービスメニュー体型を刷新し、同時アクセス数を5000ユーザーに拡大。また、デスクトップリソースについても、CPUコア数48、メモリ1024GB~2048GBを搭載した仮想サーバーを提供する。

 さらに、マスターイメージ運用代行オプションとして、毎月1回、指定された日時にWindows Updateを反映したマスターイメージを自動作成し、実行する機能を提供する。マスターイメージの手動配信や切り戻し作業の代行、OSの変更にも対応。複数のマスターイメージを保持でき、クローニング(複製)時に不具合が生じた場合は、設定変更前の状態にPCの再起動で切り戻すことができる。

 IIJ仮想デスクトップサービスの参考価格は、仮想PC環境(3000ユーザー、同時接続2100ユーザー)の場合で1ユーザーあたり月額約3600円、ウェブ分離環境(2500ユーザー、同時接続500ユーザー)の場合で1ユーザーあたり月額約1600円など。