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家族型ロボット「LOVOT」を提供するGROOVE X、顧客エンゲージメント基盤にSalesforceを採用

 株式会社セールスフォース・ドットコム(セールスフォース)は18日、家族型ロボットを開発するGROOVE X株式会社が、Salesforce Commerce Cloud、Salesforce Service Cloud、Salesforce Community Cloud、Salesforce Platformを採用したと発表した。

 人のパートナーを目指した家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」開発を主要事業として、2015年11月に設立されたGROOVE Xでは、LOVOTを通してだけではなく、顧客とのあらゆるタッチポイントを通じて、顧客に「あたたかい気持ち」を届けられる顧客体験の構築を目指していたという。

 そしてこれを実現するため、Eコマースから顧客サービスまで、すべての顧客とのやり取りをサポートするための顧客エンゲージメント基盤を必要としていた同社では、LOVOTで実現しようとしている体験がSalesforceで実現できる顧客体験と合致すると評価し、Salesforceの採用を決定したとのこと。

 具体的な製品活用については、まず、LOVOTを販売するコマースサイトとしてCommerce Cloudを採用した。マルチ言語・通貨に対応していることから、今後グローバル市場で展開していく際に、時間やコストをかけることなく拡張することが容易になるという。

 また、正式な販売を開始する前の予約受付サイトや、顧客が所持するLOVOTの状況、各種問い合わせを受け付けるための登録サイトをSalesforce Platformで開発。顧客情報や顧客とのやり取りに関する履歴情報などについては、Service Cloudで管理するとともに、販売を支援するパートナー企業との情報共有やGROOVE X社内での連携を行うポータルサイトを、Community Cloudで構築していくとのこと。

 さらに、これらのシステムをシームレスに連携することで、顧客やLOVOT一人ひとりの情報を一元管理し、最適な顧客体験を実現するとしている。