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マクニカネットワークス、イスラエルJFrogのDevOps向けソリューションを販売開始

 マクニカネットワークス株式会社は7日、イスラエルのJFrogと販売店契約を締結し、DevOpsソリューション「JFrog Enterprise+」の提供を開始すると発表した。

 JFrog Enterprise+は、各種ソフトウェアパッケージに対応し、リリース前のソフトウェアやライブラリ、Dockerイメージなどを企業全体で効率的に管理する「JFrog Artifactory」と、ソフトウェアの配布を自動化する「JFrog Bintray」、アーティファクトの脆弱性をスキャンする「JFrog Xray」、JFrog製品の設定や監視、運用保守を一元管理できる管理コンソール「JFrog Mission Control」の各機能を備える製品。それぞれの機能は一部個別にも提供が可能。

 Docker、Go、Helm、Maven、npm、Nuget、PyPiなど全てのテクノロジーのバイナリを格納、保護、監視、配布でき、開発からリリースまでエンドツーエンドのリリースプラットフォームを構築し継続的なリリースを実行できる。

 ロードバランサーを利用した冗長構成によるアクティブな2つ以上のクラスターとして動作し、レプリケーション機能によりリポジトリのコンテンツやメタデータを複数サイトへ同期が可能。管理画面やREST APIを利用した周期的なミラーリングアップデートの設定も可能で、開発者や管理者は世界中のどこからでも付与された権限に基づいてアクセスできる。

 リポジトリに含まれるOSSのライセンス違反や、Dockerイメージのスキャンや影響範囲の分析が可能で、サードパーティ製の静的解析ツールやTwistlockのような脆弱性スキャナとの統合にも対応。ソフトウェアの依存関係を管理し、高頻度に変更を行っても自動的にソフトウェアの依存関係が記録される。

 また、GitHub Enterprise/CircleCI Serverとのシームレスなフローを実現。GitのリポジトリにPushされた変更を検知、CIツールで自動的にビルド/テスト/パッケージを行う際にJFrogからライブラリなどを取得し、ビルドやパッケージのアーティファクトをJFrogで管理することで、品質が安定したリリースを実現できる。

 マクニカネットワークスでは、GitHub(Business Plan)、CircleCI Serverの国内一次販売店を務めており、JFrogとの販売店契約締結により、ソフトウェア開発ライフサイクルをワンストップで提供できると説明。JFrog製品も含めた提供を通して、日本企業におけるソフトウェア開発の高度化やDevOps実践による企業価値の向上に貢献するとしている。