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三菱地所とブイキューブが実証実験、丸の内のオフィスビルにテレワークのための空間を提供

 三菱地所株式会社と株式会社ブイキューブは、テレワークのためのコミュニケーションブース「テレキューブ」を活用し、働き方改革推進のための実証実験を11月下旬より開始すると発表した。この実証実験では、三菱地所が保有する3つのオフィスビル(東京丸の内エリア)のエントランスなどにテレキューブを設置し、働き方改革に貢献できるサービスの提供を加速するとした。

 テレキューブは、ビジネスパーソンが安心して働けるセキュアな“スマート電話ボックス”。防音仕様になっているため、周囲を気にすることなく静かな環境で作業を行えるほか、カフェやサテライトオフィスなどと異なり閉鎖スペースであることから、それらの場所と比べてセキュリティ性も高まっているという。

 今回両社では、働く人と情報が多く集まる東京丸の内エリアのオフィスビルにテレキューブを設置し、テレワーク空間の需要、および利用状況の把握を目的とした実証実験を実施する。

 防音性が高く十分にプライバシーが確保された環境を提供するテレキューブは、秘匿性の高い情報を取り扱いながらの業務やコミュニケーションに適している。これを利用することで、往訪の前後の待ち時間に、社内との打ち合わせや会議に電話やWeb会議を通じて参加できるようになるほか、移動の間に立ち寄ってすき間時間に作業や電話による打ち合わせを行い、時間を有効活用するといった利用シーンも想定しているとのこと。

 なお両社では、この実証実験からオフィスビルにおけるテレキューブ設置への需要を把握することを通じて、両社の協業によるテレキューブ設置および課金モデルによる事業化を視野に入れるとしている。

 期間は11月下旬から2019年3月末を予定しており、大手町パークビル1階オフィスエントランス、新丸の内ビル地下1階ホール、新東京ビル1階オフィスエントランスへ各3台設置される。

 利用時間は平日の8時~19時で、料金は15分250円。利用にあたっては、法人単位で利用登録を行う必要があるとのこと。

設置イメージ
設置予定のテレキューブ