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エリアビイ、リモートアクセスサービス「SWANStor」のセキュリティ機能や利便性を強化

 エリアビイジャパン株式会社(エリアビイ)は5日、リモートアクセスサービス「SWANStor」において、機能強化した新版「SWANStor Server PROEX2.1J」を提供すると発表した。“テレワーク時代”に即した機能強化が行われているという。

 SWANStorは、外出先からなどから社内へのリモートアクセス機能を提供するサービス。ネットワークの設定変更は不要で、社内にSWANStorを導入するだけでリモートアクセスの環境を手に入れられる簡便性や、用途に合わせたさまざまなセキュリティ機能の提供などを特徴としている。

 利用にあたって、従来のSWANStorではアクセスするクライアントにJavaをインストールする必要があったため、運用担当者のキッティングの負担になっていたが、今回、Windows 7以降で利用可能なクライアントアプリケーション「SWANBrowser」を新たに提供することで、この問題を解決したという。

 また、アクセス端末におけるウイルス対策ソフト利用の有無やOSのバージョン情報、Windows Updateの実行状況などを確認し、ポリシーに違反する場合はSWANStorへのアクセスを許さないといった、検疫オプションを提供。

 さらに、SWANStorへのアクセス時に、ファイルの印刷、転送、コピー/ペーストなどを禁止して情報漏えいを防ぐ「オンディマンドシンクライアント」オプションが強化され、要件にあわせて、これまで以上に柔軟に機能変更を行えるようにした。

 このほか、SWANStorを経由して社内のWindows端末にリモートデスクトップアクセスする際、アクセス先のWindows端末の電源を都度オンにできるWOL(Wake-on-LAN)オプションや、ユーザーがリモートアクセスできる時間を決められた範囲に設定できるオプションなども追加されている。

 なお、現在「SWANStor Server PROEX 2.0J」を利用中のユーザーは、無償でバージョンアップが可能とのこと。