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エリアビイジャパン、クラウド型バックアップサービス「SWANBackup」を提供

 エリアビイジャパン株式会社は、クラウド型オンラインバックアップサービス「SWANBackup(スワンバックアップ)」を10月1日から提供開始する。

 エリアビイジャパンではこれまで、リモートアクセスサービス「SWANStor(スワンストア)」を主軸として、企業のセキュリティ環境をサポートするソリューションを提供してきた。今回、新たにSWANBackupを提供することで、データバックアップの分野に事業を拡大する。

 SWANBackupは、Dell EMC傘下のMozyのバックアップインフラを基盤として提供されるクラウド型バックアップサービス。スモールオフィスから大企業までの企業の資産であるデータを、情報漏えい、データ紛失、データ災害などのトラブルから守る。

 バックアップの対象となるデータをクライアントソフトで指定するだけで、端末の稼働状況(CPU稼働率、アイドル時間)を監視して、負荷の少ない時間帯を自動検知し、バックアップのスケジューリングからバックアップまでを自動で行う。バックアップセットの完成後は、前回のバックアップ時点から更新されたファイルのみを選択してバックアップを行う。

 SWANBackupのクラウドインフラは、国外の災害の少ない地域の堅牢なデータセンターで暗号化されて保管される。データセンター内でも、Mozy独自の「分散エンコーディング」技術で高い信頼性を確保。大規模な災害時にもデータ消失のリスクが低く、BCP対策に適しており、過去90日分の履歴データを無償かつ容量無制限で保存できるため、契約容量は通常の2分の1~3分の2程度で済むとしている。

 1つの契約容量を社内全体で共有でき、効率的かつ安価に利用が可能。クラウドへの通常のバックアップと、オンプレミス環境下のストレージサーバーなどへのバックアップを併用することが可能で、バックアップしたファイルをiPhoneやAndroidなどのスマートデバイスからも参照できる。