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NTT東日本、「クラウドゲートウェイ」シリーズでクラウドサービスの設計・構築・保守を含めたトータルソリューションを提供

AWS、Microsoft Azureの販売を開始

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は26日、自社の閉域網からセキュアにパブリッククラウドへ接続できる「クラウドゲートウェイ」シリーズについて、Amazon Web Services(AWS)およびMicrosoft Azureの販売を11月1日に開始し、ネットワークに加えてクラウドサービスの設計・構築・保守を含めたトータルソリューションを提供すると発表した。

 NTT東日本では、クラウドサービスへ接続する際にセキュリティを重視する顧客向けにクラウドゲートウェイシリーズを提供してきたが、クラウドサービスの設計・構築・保守については顧客が実施する形のため、IT専担者を有していない中堅中小企業や自治体などにとっては大きな負担となっていたと説明。具体的には、「検討項目が多岐にわたるクラウドサービス側の設計・構築に要する手間」や「サービスごとに窓口が異なることによる支払い・問い合わせの煩雑さ」などがあったとしている。

 こうした課題に対応するため、ネットワークサービスのクラウドゲートウェイシリーズに加えて、「クラウドサービス導入前のコンサルティング」「クラウドサービスを含めた設計・構築」「導入後のトータルサポート」など、クラウドサービスにおける設計・構築・保守までトータルで提供する。

 また、NTT東日本がAWS、Microsoft Azureの販売を開始することにより、顧客はクラウドサービス利用に関わる各サービスについて、NTT東日本に支払い・問い合わせ窓口をまとめることが可能となる。複数のクラウドサービスの取り扱いにより、マルチクラウド利用も実現する。

 AWS、MicrosoftAzureの販売について、料金は要問い合わせ。提供内容は、クラウドサービスのアカウント作成、クラウドサービスの請求代行(日本円での請求書の発行・クラウド事業者への支払い)、クラウドサービスの利用における故障および問い合わせ窓口の設置。