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NTTテクノクロス、バックオフィス業務をAIで支援する製品を2019年春提供開始

 NTTテクノクロス株式会社は25日、AI技術を活用してバックオフィスの業務改革を支援する製品シリーズを開発し、第一弾として決裁申請と法務チェックをAIで審査する製品を2019年春から提供すると発表した。

 NTTテクノクロスでは、これまでAI技術を使ってコールセンターのオペレーションを高度化するソリューションなどを提供し、顧客の業務改革を支援してきた。こうした経験を生かし、新たにAIを活用してバックオフィスの業務改革を支援する製品シリーズを提供する。

 製品シリーズでは、既存の基幹業務システムに手を加えることなく、AIが業務ルールを学習し、申請者の入力や承認者のチェックを支援することで、バックオフィス業務の効率化を実現すると説明。同時に、各業務にかかる時間や業務ルールの理解度といった現場業務の実態を定量的に取得・分析することもできるため、改善すべき点をAIが学習・提案するとしている。

 決裁申請の製品では、社内で決裁を申請・承認してもらう際には、業務ルールをチェックして修正を促すような場面が多く発生するとして、こうした企業個別の業務ルールをAIが学習し、現場の従業員を支援することで、業務の効率化を実現する。

 法務チェックの製品では、企業活動に伴う契約書のチェックは、法務ノウハウを持つ少ない担当者に集中しがちだとして、AIを活用した契約書の自動リスク判定により、担当者の負荷軽減、法務チェックのスピードアップを実現する。