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エプソンのレシートプリンター「TM-m30」、ハンディースキャナーの接続に対応

 エプソンは、レシートプリンターのスタンダードモデル「TM-m30」において、ハンディタイプのバーコードスキャナーとの接続を可能にすると発表した。同社では、対応バーコードスキャナーを10月24日より販売開始する。

 TM-m30は、限られたスペースでの設置が可能なコンパクトサイズのレシートプリンター。今回の機能強化では、有線タイプのハンディースキャナーとUSB接続することで、タブレット端末からの制御を可能にする。

 タブレット端末を利用したPOSシステムでは、現在、商品や伝票のバーコード読み取りによる支払い精算や、スマートデバイス用の店舗アプリケーションでのバーコード読み取りによる会員認証など、バーコードを読み取る機会が増えており、今回の強化は、これらのニーズに対応することが目的とした。

 なお既存ユーザーについても、ファームウェアのバージョンアップ後、アプリケーション開発キット「Epson ePOS SDK」のVer.2.9.0以降を利用して、アプリケーションにスキャナー制御機能を追加することで対応可能になる。

 また、カスタマーディスプレイ「DM-D30」シリーズのUSBポートを活用すれば、「TM-m30」にカスタマーディスプレイとハンディースキャナーを接続可能とのこと。

 オプションとして提供されるハンディースキャナーは、一次元バーコードリーダーがオプトエレクトロニクスの「OT-HS11W」、デンソーウェーブの「OT-HS12W」。二次元バーコードリーダーがオプトエレクトロニクスの「OT-HS21W(ホワイト)」「同(ブラック)」。このほか、TM-m30とハンディースキャナーのセット製品や、TM-m30とDM-D30、バーコードスキャナーのセット製品も提供される。価格は、いずれもオープン。