ニュース

アイ・ユー・ケイが統合監視システム「Monarch」強化、AWSイベント連携などに対応

 株式会社アイ・ユー・ケイは15日、統合監視システム「Monarch(モナーク)」の新版「同 1.5」を提供すると発表した。

 Monarchは、企業やデータセンター事業者に向けたオールインワン型の監視システム。各ユーザーが必要なグラフや指標を必要に応じてカスタマイズし、検索できるWeb UIを備えているほか、ユーザーごとに操作・情報参照範囲を限定できる機能を備えている。また、監視テンプレート、障害のメール通知、レポート加工用のデータ出力など、運用効率化を図るための各種機能を装備しているとのこと。

 今回の新版では、Amazon Web Services(AWS)での運用統合に対応した監視機能を追加したほか、画面の視認性・操作性や改善した。

 このうちAWSの監視機能では、Amazon EC2 Auto ScalingやAmazon CloudWatchなどで検出した各種アラートと連携することで、MonarchにてAWS上の異常をイベントとして検知できるようになった。アラートを管理するための監視テンプレートも搭載しているという。

 一方、視認性や操作性の改善では、監視対象機器からの収集情報を基に、監視対象機器の種別アイコンの割り当てを自動で行う機能を追加した。サーバーやネットワーク機器の種類だけでなく、サーバーのOS種類やネットワーク機器の対象レイヤまでを、画面上から一目で把握できるようになるとのこと。

 さらに、Monarchのユーザー企業における実際の運用結果を生かし、操作性、運用容易性、安定性、パフォーマンスなどに関する改善を行ったしている。