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DNPとNEC、顔認証技術を活用した生体認証サービスで協業、金融機関向けのサービスに順次適用

 大日本印刷株式会社(以下、DNP)と日本電気株式会社(以下、NEC)は20日、顔認証技術を活用した生体認証サービスを拡充するための製品・サービス開発において協業すると発表した。

 第一弾として、DNPが金融機関向けに開発した、スマートフォンでの金融サービスのセキュリティ性と利便性を向上させる「本人認証・本人確認アプリ」や「DNPスマートフォン向け銀行口座開設用アプリ」に、NECの顔認証技術を活用したクラウド基盤「NeoFace Cloud」を適用させたサービスを、2019年3月から順次開始する。

 本人認証・本人確認アプリは、口座開設や決済などの各種取引をスマートフォンで安全・安心に行える、金融機関向けのサービス。本人認証・本人確認において、NeoFace Cloudを適用したアプリにより、「なりすまし」や「不正使用」など防止する機能を拡充する。

 さらに、「DNPスマートフォン向け銀行口座開設用アプリ」や「DNPカード即時発行サービス(KIOSK端末型)」などへの適用も予定。金融機関などのサービス事業者は、これらのサービスを利用することで、利用者に対してこれまで以上の利便性とセキュリティの両立を実現できるとしている。

 DNPとNECは、今後もオンライン認証手段の高度化に向けて製品・サービス開発を行い、生活者の利便性やセキュリティの向上と、金融機関の事務効率化を実現するとしている。