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IDCフロンティア、インテルのデータセンター向けSSD「DC P4800X」搭載ベアメタルサーバーを提供

 株式会社IDCフロンティアは13日、ベアメタルサーバーのラインアップを刷新し、国内事業者で初めてインテルのデータセンター向け高速SSD「インテル Optane SSD DC P4800X(以下、DC P4800X)」をストレージとして搭載したベアメタルサーバー「高速ストレージタイプ 2P32C+Opt750GB」と、CPU性能やメモリ容量を強化した「スタンダードタイプ 2P32C」を、11月1日から提供すると発表した。

 両プランとも、CPUにはXeonスケーラブルプロセッサー16コアと、最大768GBのメモリを選択可能。標準ディスクには自己暗号化対応のSSD 400GBを搭載し、高速ストレージタイプではさらにDC P4800Xを搭載する。

 DC P4800Xは、立体的にメモリを高密度化する3次元技術を用いたメモリを採用したPCIe SSD。従来のNAND型フラッシュメモリのSSDと比較して、高い処理能力と低遅延性能を備え、これまで提供していたPCIe SSD搭載のベアメタルサーバーと比較した場合、I/O性能がランダムアクセス性能で3.5倍向上しているという。

 また、従来型のネットワークよりも広帯域かつシームレスなサービス間の相互接続が可能なCLOS Fabricネットワークとの接続や、NIC帯域も1Gbpsから10Gbpsへ増速し、複数ネットワークへの接続にも対応することで、ベアメタルサーバーでのプライベートクラウドの構築や、パブリッククラウドおよびハウジングサービスとの接続性向上など、柔軟なネットワーク構成を可能にする。

 これにより、ベアメタルサーバーの利点であるハードウェアの性能を最大限生かし、パフォーマンスを必要とするデータベースや、クラウドなど他のサービスとも組み合わせたシステムを構築でき、高い処理性能を求めるインフラエンジニアの要求に応えるとしている。
 「高速ストレージタイプ 2P32C+Opt750GB」の月額料金(税別)は、場合、メモリ256GBが13万5000円、メモリ512GBが14万8000円、メモリ768GBが16万3000円。「スタンダードタイプ 2P32C」の月額料金(税別)は、メモリ256GBが11万5000円、メモリ512GBが12万9000円、メモリ768GBが14万4000円。初期費用はいずれも無料。