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CTC、社内外のネットワークを一元的に可視化する「ThousandEyes」を提供開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は31日、社内外のネットワークを一元的に可視化する米ThousandEyesのクラウドサービス「ThousandEyes」の提供を開始した。

 ThousandEyesは、イントラネット上の端末からインターネット上の利用サービスまでのネットワークについて、経路や障害状況を可視化するクラウドサービス。イントラネットやインターネットの通信データを自動で収集して解析することで、社員が利用する社内と社外のサービスの状況をネットワーク図やグラフなどで分かりやすく表示する。

 インターネットの通信状況を把握することで、企業のシステム管理者は複雑な操作をすることなく、イントラネット、インターネット、クラウドを統合して一元監視でき、障害の検知と原因の特定を早期に実現できる。

 また、クラウドやEC、ネットバンキングなどのサービス事業者は、世界の主要都市に配置されたインターネットのアクセスを計測するポイントにより、自社のサービスについてユーザーの体感での情報を収集することが可能。ネットワークアクセスの推移から傾向分析を行い、サービスの品質向上に役立てることができる。

 CTCでは、ネットワークの豊富な構築実績をもとに、ThousandEyesの提供に際して、ネットワーク全体のコンサルティング、解析結果に基づくシステムの運用改善などのサービスを提供すると説明。さまざまなクラウド環境を利用する大手企業やネットサービスを展開する企業を中心にサービスを提供し、3年間で3億円の販売を目指す。