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シャープ、OCR読み取りにも対応する業務用ハンディターミナルを発表

業務用携帯端末(ハンディターミナル)<RZ-H261/RZ-H262>

 シャープ株式会社は21日、4型液晶タッチパネルを搭載したテンキー一体型の業務用携帯端末(ハンディターミナル)の新製品として、赤色半導体レーザーによる1次元スキャナーモデル「RZ-H261」と、CMOSイメージセンサーによる2次元スキャナーモデル「RZ-H262」の2機種を発表した。

 両機種は、流通小売業の店舗や物流倉庫などで発注・在庫照会・商品管理などに使用される業務用の専用端末。液晶タッチパネルを従来機の3.7型から4型に大型化、解像度をVGA(600×480ドット)からWVGA(800×480ドット)に高めたことで、画面上に表示できる情報量が1.3倍以上に増大した。

 一方、本体幅(ディスプレイ部)は79mmから75mmにスリム化し、握りやすく、片手でのテンキー操作も容易にした。また、連続約30時間の長時間駆動を実現し、営業時間の長い店舗や倉庫などでも安心して使用できるとしている。

 さらに、2次元スキャナーモデルのRZ-H262ではOCR機能に対応。バーコードやQRコードに加えて、アルファベットや数字などの文字情報の読み取りが可能となり、従来は目視で確認していた賞味期限などの情報も読み取ることができ、在庫管理の効率化にも貢献するとしている。

 価格はオープン。発売時期はRZ-H261が2018年9月中旬、RZ-H262が2019年1月中旬。

 両機種とも、OSはWindows Embedded Compact 7、CPUはARM Cortex(1GHz)、メモリはFlash ROM 512MB、RAM 512MB。非接触ICカードリーダーライター(NFC ISO14443 Type A/Type B、FeliCa、ISO15693 RFIDタグに対応)、カメラ(200万画素)、microSDカードスロット×1(SDHC対応)、スピーカー/レシーバー(共用)、マイク、3.5mmマイク付きステレオ端子×1を備える。

 無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n、BluetoothはBluetooth 2.1+EDRに対応。本体サイズは75×179×40mm(幅×奥行き×高さ、突起部は除く)。重量はRZ-H261が約249g、RZ-H262が約246g。