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さくらインターネット、東大発のSDS企業「IzumoBASE」を子会社化

 さくらインターネット株式会社は6日、ストレージソフトウェアの開発などを手掛けているIzumoBASE株式会社について、全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。子会社化は8月10日の予定。

 IzumoBASEは、東京大学発のSDS(Software-Defined Storage)スタートアップとして2012年に設立された企業。未踏スーパークリエータでもある代表取締役の荒川淳平氏が、東大大学院にて「ストレージ仮想化および分散ストレージ」について研究を重ね、その成果を基に、秘密分散技術を搭載したSDS製品「IzumoFS」を開発している。

 また荒川氏以外にも、プログラミングコンテストで受賞歴を持つメンバーが開発に携わるなど、技術力に秀でているとのことで、さくらインターネットでは、ストレージ関連の技術力とサービス、人材強化のためIzumoBASEを買収したとしている。

 なお今後は、IzumoBASEのストレージ関連の技術を生かし、新たなストレージサービスの共同開発など、サービスラインアップの拡充を図る予定とのことだ。