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AIを用いて社内の問い合わせ業務を効率化――、KDDIがチャットボットサービス「Proactive AI with KDDI」を提供

 KDDI株式会社は6日、AIを用いて社内の問い合わせ業務を効率化するチャットボットサービス「Proactive AI with KDDI」を提供開始すると発表した。

 Proactive AI with KDDIは、定型的に繰り返し発生する、異なる部署間での社内問い合わせ業務を、電話やメールではなくチャットボットで対応できるよう支援するサービス。ALBERT株式会社のAIチャットボットサービス「Proactive AI」を活用し、問い合わせに対して自動応答するため、社内の問い合わせ業務を効率化できるという。

 導入時には、Excelによる単純なFAQを用意するだけでAIが最適な回答を選択してくれるため、管理者が会話パターンごとのシナリオを作成する必要がないほか、ALBERTが独自開発したAI技術を利用しており、自動学習によって回答精度が向上する仕組みを備えているので、品質の継続的な向上も見込めるとした。

 また、問い合わせのインターフェイスとしては、ビジネスチャット「LINE WORKS with KDDI」に対応していることから、外出先など社外からでも迅速に問い合わせを行い、問題の解決を図れるとのこと。

 このほか、チャットボットの応答精度に関する導入後の問い合わせに対して、回数制限なくサポートを提供。FAQに関するアドバイスだけでなく、ユーザー企業ごとに導入されている回答パターンを新しくAIに学習させるといった、回答精度向上のためのサポート体制も提供するとしている。

 価格(税別)は、エントリープランの場合、初期費用が50万円、月額費用が40万円。FAQの設計支援など、初期導入時の支援を行うオプション「サポートEX」が月額30万円。

 なおKDDIでは、社内の問い合わせ業務に加えて、Webサイトでのオンライン接客サービス、製品の問い合わせ対応を行うカスタマーサービスなどでも活用可能としてアピールしている。