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ネットエージェント、従業員による不正行為を調査・分析するサービス

 ネットエージェント株式会社は25日、端末および通信内容の両面から、従業員による問題行動や内部不正行為の調査・分析を行う「不正従業員調査サービス」を発表した。

 このサービスは、問題社員による社内情報の持ち出しや、職務怠慢・ハラスメント・横領などの内部不正の兆候や事実が確認された際に、調査対象となる機器をいち早く調査することで、内部不正の証拠をつかみ、その事実を明らかにするための調査サービス。

 端末調査では、即時性が求められる調査から、裁判の証拠として求められる調査報告書作成まで、依頼内容に応じた対応が可能。具体的には、従業員がアクセスしたネットワークストレージやWebサイトの閲覧状況、ファイルの削除やUSB機器の接続といった調査を行えるという。

 なお、従来の端末調査では当該従業員の端末を一定時間確保し、調査を行う必要があったため、必ずしも秘密裏に調査を行えない場合もあったというが、今回のサービスでは、ネットエージェントが長年培った通信分析の手法を用いることで、端末を確保せずに調査を行うことも可能とした。例えば、通信分析により、Webの私的利用や不適切なキーワードを含むメール内容などを調査できる。

 ネットエージェントでは、端末調査、通信分析を合わせ、年間100件程度の受注を目標としている。