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エンバカデロ、無償でクロスデバイス開発ができるDelphi/C++Builderの「Community Edition」を提供開始

 エンバカデロ・テクノロジーズは20日、単一のコードベースでWindows、macOS、iOS、Androidなどクロスデバイス開発を行える、DelphiとC++Builderの無料版「Community Edition」のダウンロード提供を、個人およびスタートアップ企業向けに開始した。

 Community Edition は、2016年9月に発表した「Starter Edition」の無料版(Windows アプリ開発に限定)に代わるもので、視覚的な開発環境で簡単にマルチデバイス開発ができるほか、ローカルデータアクセスなど、有償で提供している「Professional Edition」と同等な機能を利用できる。

 Windows、macOS、iOS、Android向けネイティブアプリケーションを、DelphiまたはC++の単⼀コードベースから構築できる開発環境を提供。フル機能の統合開発環境(IDE)で、コードエディタ、デバッグツール、主要なデータベースへのアクセス/設計時のライブデータ表示、BluetoothおよびIoT接続サポート、多様なデバイス向けUI構築に対応したビジュアルUIデザイナが搭載される。

 Community Edition は、フリーランスの開発者、スタートアップ企業、学生、個人の開発者を対象としており、年間5000米ドル未満の売上であれば、商用開発にも利用できる。ダウンロードにはアカウント登録が必要。