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デルとEMCジャパン、エントリークラスのデータ保護アプライアンス「IDPA DP4400」
2018年7月12日 16:20
デル株式会社とEMCジャパン株式会社は12日、統合データ保護アプライアンス「Integrated Data Protection Appliance(IDPA)」のラインアップに、エントリーモデル「Dell EMC IDPA DP4400」を追加すると発表した。
DP4400は、エントリー企業、あるいはリモートオフィス/ブランチオフィス(ROBO)向けに提供される2Uサイズのバックアップアプライアンス。セルフサービスでもインストール可能な、使いやすいWebユーザーインターフェイスを備えており、ROBO環境への展開と管理に適しているという。
ハードウェアは、Dell EMCが提供している第14世代のx86サーバー「Dell EMC PowerEdge」を基盤とし、エンタープライズクラスのバックアップ、重複排除、レプリケーション、リカバリ機能を提供。クラウドへのディザスタリカバリ(DR:災害対策)および長期的なデータ保持(LTR)機能などを含む、クラウド対応機能も組み込まれているとした。
さらに、設置した状態のままダウンタイムなしにスケールアップ可能な特徴を持ち、単一のアプライアンスを設置状態のままで、最小24TBから最大96TBまで、ライセンスキーの使用のみでスケールアップできる。容量は、クラウドを利用することで最大192TBまで拡張可能だ。
なお、DP4400の重複排除機能は、ほかのIDPAシリーズと同じくVMwareの仮想環境で55:1となり、それ以外の環境でも高い重複排除率を持つとのこと。この重複排除機能により、ユニークなデータのみがバックアップされるため、クラウドへの転送においても、暗号化された状態の重複排除後データを送ることが可能。生のデータをそのまま転送するのに比べて、帯域を98%できるとした。
価格は、最小24TB構成で928万800円(税別)から。