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イグアス、IoTセンサーを簡単に運用開始できる米Swift Sensorsのクラウドサービスを販売

 株式会社イグアスと米Swift Sensorsは19日、Swift SensorsのIoTクラウドサービス「Swift Sensors Cloud Wireless Sensor System」(以下、Swift Sensors)を日本市場で販売すると発表した。またイグアスでは、IoTセンサーシステムの販売も開始する。

 Swift Sensorsは、IoTセンサーをさまざまな利用シーンで簡単かつ安全に運用開始できるクラウドサービス。従来、IoTセンサーシステムを利用するためには、センサーの選択に加え、センサーネットワーク、データ収集システム、モニタリングシステムなどを構築・運用管理することが必要だったが、Swift Sensorsでは、センサーやブリッジ、クラウド上のサーバー環境、Webダッシュボードで構成される、完成されたシステムを提供するという。

 センサーは、温度・湿度・漏水、振動、位置、加速度、電気・磁気など、30種類のワイヤレスセンサーを用意しており、目的物に装着すれば、直ちに監視データをSwift Sensorsブリッジへワイヤレスで送信を始められる。

 また、センサーはすべて電池により稼働するモデルで、わずらわしい設定やチューニングの必要なく利用できる。なお、電池の交換もユーザー側で行えるとのこと。

 こうしてセンサーから送られてきたデータはクラウドで収集・保管でき、可視化、分析、異常通知の機能も提供される。ユーザーはWebダッシュボードを利用し、個々のセンサー、あるいはセンサーグループに対してしきい値の設定をカスタマイズ可能。通知メールの送受信、稼働率や分析レポートの確認なども実行可能だ。

 このほか、クラウドカメラ監視サービス「Eagle Eye CLOUD CAMERA VMS」と連携することで、遠隔地から映像を確認する機能も提供。APIでほかのアプリケーションと連携することも可能となっている。

 イグアスでは、食品製造業や外食産業の厨房(ちゅうぼう)設備監視、産業用製造ラインの設備モニタリング、交通、輸送、データセンターのモニタリングなどを主な対象として、Swift Sensorsを訴求する考え。