ニュース

アール・アイ、持ち出しPCセキィリティ対策「Shadow Desktop」機能強化の新版を発表

 株式会社アール・アイは11日、社外に持ち出すPCのセキュリティ対策ソリューション「Shadow Desktop」について、仮想化対象を拡大した最新版を今夏に提供すると発表した。

 Shadow Desktopは、Amazon S3をはじめとするパブリッククラウドなどのストレージサービスと連携し、PC内のファイルを仮想化するサービス。手元のPCでファイルを上書きすると、更新されたファイル情報がクラウド上に保存される。

 最新版では、ダウンロードフォルダーを仮想対象として追加することに対応。企業のオンラインストレージや各種ウェブサービスの利用増大にともない、ダウンロードフォルダ内に保存されるファイル数が増加し、これにより重要なファイルがPC上に残る懸念に対応する。

 また、ユーザーディレクトリ以外のフォルダーへの書き込みの制限機能を追加。ユーザーの作成するファイルを仮想対象のディレクトリに限定することで、気密データなどの統制管理を可能とする。

 Shadow Desktopの1ライセンスあたりの価格は年額1万1400円(税別)。最低契約数は5ライセンス。現行製品から価格およびライセンス体系の変更はない。