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ベリタス、Office 365環境に最適化したSaaS型データ保護・情報ガバナンスソリューションを発表

 ベリタステクノロジーズ合同会社(以下、ベリタス)は31日、Office 365環境に最適化したSaaS型のデータ保護・情報ガバナンスソリューション「Veritas Data Protection and Governance for Microsoft Office 365 」を発表した。

 ソリューションは、データの包括的な保護とリカバリを目的としたクラウド間バックアップ/リカバリサービスの新製品「Veritas SaaS Backup」と、Office 365エコシステム内のファイル属性や使用状況をリアルタイムに可視化する「Veritas Information Map」、法令遵守や規制要件に対応したOffice 365のデータアーカイブと電子情報開示を可能にするクラウド型の「Veritas Enterprise Vault.cloud」で構成される。

 ソリューションの導入により、企業の規模を問わず、Office 365環境のデータ保護とガバナンスを自動化して、エンタープライズクラスのデータ管理体制を確立できる。拡張性にも優れ、Exchange Online、OneDrive、SharePoint Online、Skype for Business、Microsoft Teams、Yammerを含む、Office 365エコシステムの一元的な管理にも対応する。

 Veritas SaaS Backupは、Office 365のあらゆるデータのバックアップ、検索、リストア機能を、1つのユーザーインターフェイスにまとめた統合データ保護ソリューション。3ステップの簡単な設定手順を実行するだけで、どのデバイスからでもOffice 365データにアクセスできるようになる。直接ダウンロード、インプレースリストア、アカウント全体の復元、アカウントデータの移行など、複数のリストアオプションを利用できるため、円滑なリカバリが可能となる。

 Veritas Enterprise Vault.cloudは、HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)やGDPR(EU一般データ保護規則)などの法規制要件に対応するソリューション。Exchange Online、OneDrive、Skype for Business、Yammerのジャーナリングをサポートし、あらゆるコンテンツの改ざんを防止するリポジトリを提供して、データ削除や証拠保全(Chain of Custody)違反のリスクを軽減する。また、インタラクティブ検索などの高度な電子情報開示(eDiscovery)機能により、文書レビュープロセスを効率化することもできる。

 Veritas Information Mapは、Office 365エコシステムで保存される非構造化データをリアルタイムに表示するソフトウェア。SharePointやOneDrive に保存されたデータを詳しく理解することで、各データを保持、移行、削除すべきかどうかを適切に判断し、情報リスクを軽減できる。また、ファイル拡張子に関する情報を収集して、ランサムウェア攻撃や不審なファイルの迅速な検出に役立てることもできる。