NTTデータとフロムスクラッチ、電気事業者向けデジタルマーケティングおよびデータ活用支援で協業

　株式会社フロムスクラッチと株式会社NTTデータは25日、小売電気事業者に向けたデジタルマーケティングおよびデータ活用支援における協業に合意したと発表した。

　協業では、フロムスクラッチのマーケティングプラットフォーム「b→dash」を活用したデジタルマーケティングによる企業の経営改革の支援と、NTTデータの提供する電気事業者向けクラウドサービス「ECONO-CREA」との機能連携によるデータ活用支援を行う。

　ECONO-CREAは、電力ビジネスに必要な機能を一元的に提供するアプリケーションプラットフォームで、電力小売全面自由化に対応し、電力小売事業に必要な顧客管理・料金計算・需給管理等のアプリケーションをクラウドで提供する。

　電気事業者は、b→dashの導入により、企業が保有するユーザーデータや広告データ、購買データなどすべてのデータの取得、統合、施策の実施、分析までのデータ活用を、1つのプラットフォームで実現。さらに、今後ECONO-CREAが収集・保管するさまざまなデータにより、b→dashを活用したデジタルマーケティングの高度化が可能になるとしている。

　フロムスクラッチでは今後、データ統合基盤や処理エンジンの開発強化に加え、b→dashに蓄積されたマーケティングデータに機械学習をはじめとする人工知能技術を活用することで、マーケティングテクノロジー領域における新たなソリューションを開発予定と説明。NTTデータでは、今後も多くのサービスプロバイダーと連携しサービスを拡充し、小売電気事業者のビジネス拡大に貢献していくとしている。