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クックパッド、動画スタジオ「cookpad studio」にクラウド型ネットワークシステム「Cisco Meraki」を導入

 株式会社富士通マーケティング(以下、FJM)は22日、クックパッド株式会社が、同日付けでオープンのユーザー投稿型動画スタジオ「cookpad studio」(大阪府)において、Cisco Systemsのクラウド管理型ネットワークシステム「Cisco Meraki」を採用したと発表した。

 クックパッドが開設したcookpad studioは、誰でも無料で料理動画を撮影できるスタジオ。2017年に東京・代官山に1号店がオープンしたのに続き、今回は大阪・心斎橋に2号店をオープンさせた。

 この開設にあたってクックパッドは、ユーザーが撮影した料理動画のデータをクラウドサーバーに保存する際に使うインフラとして、またスタジオでのイベント開催時にインターネット接続用の無線LAN環境を提供するために、無線LAN環境の構築を検討していたが、短期構築や、現地にネットワークの運用管理の専任人員を配置せずに安定稼働できることなどが課題になっていたという。

 こうした課題に対してFJMは、ネットワークをクラウドで統合管理できる「Cisco Meraki」を提案し、クックパッドに採用された。

 Cisco Merakiでは、アクセスポイント、スイッチ、ファイアウォールの稼働状況や機器構成を、Webブラウザベースのダッシュボードで一元管理可能なほか、管理のための機器を自社内に設置する必要がなくなることから、機器の運用や障害対応を意識せずにネットワークを利用できる長所を持つ。クックパッドでも、大阪のcookpad studioのネットワーク運用管理を東京本社からリモートで行っているという。

 また今回は、FJMの社内ネットワーク専門SE部門とコンストラクション部門で、機器調達からネットワーク構築、機器設置工事、導入までをワンストップで提供したことにより、1カ月という短期間でのネットワーク構築を実現している。