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2017年の国内ミドルウェア市場はPaaSがけん引、今後はDXの進展が幅広い分野の成長をうながす

~IDC Japan調査・予測

 IDC Japan株式会社は21日、国内ミドルウェア市場に関し、2017年の市場調査結果と2022年までの予測を発表した。それによると、2017年の同市場は前年比6.8%増の4604億5700万円となり、堅調な成長を見せたとのことで、2022年までの年間平均成長率(CAGR)は7.3%、2022年の市場規模は6559億3800万円と予測されている。

 2017年の国内ミドルウェア市場は、企業のシステム基盤のクラウド移行が進展した影響で、クラウド型DWH(データウェアハウス)ソリューションやモデル駆動型のAPaaS(Application Platform as a Service)など、PaaSが市場の拡大に貢献したという。

 また、2022年までの予測期間を通じて、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展が期待されるとのこと。そのため、DXに向けた投資が今後の国内ミドルウェア市場で幅広い分野の成長をうながすと、IDC Japanは予測している。

国内ミドルウェア市場規模予測、2017年~2022年(出典:IDC Japan)