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SCSK、ビジネスルールマネジメントシステム「Velox BRMS」を提供開始

 SCSK株式会社は15日、ソフトバンク株式会社が開発したビジネスルールマネジメントシステム「Velox BRMS」の販売を開始した。

 Velox BRMSは、システム開発におけるビジネスルールの構築・運用工数を削減することを目的としたシステム。レッドハットの「Red Hat Decision Manager」をルール実行エンジンとして、ビジネスルールの項目設定やルール定義をExcelや専用のウェブアプリケーションで定義・登録し、ルール実行システムに適用するだけで、自動的にプログラムモジュールに変換し、ルールを反映できる。これにより、プログラミングスキルがない現場担当者でも簡単に素早くビジネスルールを作成・実行できる。

 ソフトバンクでは、社内利用を目的として2011年からVelox BRMSを開発し、これまでにソフトバンクの通信事業領域において13システム/3万5000のルールを作成し、Javaスクラッチ開発時との比較で最大約62%の工数削減に成功したという。

 SCSKでは、Velox BRMSにRed Hat Decision Managerを同梱して提供する「ソフトウェア・サブスクリプション&サポートサービス」、Velox BRMSの環境構築(インストールから設定まで、ルール構築は含まない)を行う構築サービス、BRMS導入に関するPoC(概念実証)、課題整理、目標作成、ルール設計から作成、レビューそれぞれのフェーズにおける技術支援を行うコンサルティングサービスを提供する。

 サービスの価格は、「Velox BRMS Rule Studio」が年額300万円、「Velox BRMS Rule Server」が年額100万円(4コア)、「Red Hat Decision Manager」が年額374万4000円(16コア)、導入支援が250万円から。SCSKでは、今後3年間で20社への提供を目指す。