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TED、KES、ウイングアークの3社、生産設備の予知保全を実現するIoTソリューション

 東京エレクトロン デバイス株式会社(以下、TED)、株式会社金沢エンジニアリングシステムズ(以下、KES)、ウイングアーク1st株式会社(以下、ウイングアーク)の3社は7日、生産設備の予知保全を実現するIoT&AIシステム構築ソリューションを提供開始すると発表した。

 今回提供するソリューションは、生産現場で多く使用されているPLCデータの収集環境構築、分析、設備の状態診断、可視化を、開発を行わずに一気通貫で構築できるもの。TED、KES、ウイングアークの持つ「PLCデータ連携・制御」「データ自動分析」「データ可視化」の各技術を相互に連携して実現しているという。

 具体的には、PLCから収集したデータを利用し、分析、学習、モデル生成、実行を工場内において自動で行う一方、生産設備の状態診断結果をクラウドで可視化する。これにより、エッジコンピューティングとクラウドサービス双方の利点を生かした効率的なシステムを実現するとした。

 なお、PLC連携・制御をKESが、データ分析の自動化をTEDが、データの可視化をウイングアークが担当するとのこと。3社では今後、製造業に向けてこのソリューションを広く展開する考えだ。