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ハイパーギア、クライアントソフト不要でPDFファイルのセキュリティを確保するソリューション「PsafeVIEW」

 株式会社ハイパーギアは、PDFファイルの不正利用を防止するソリューション「PsafeVIEW」を、5月1日に発売する。

 PsafeVIEWは、PDFファイルの流出や不正な二次利用を制限できるセキュリティソリューション。PDFファイルを暗号化し、利用可能な条件を満たした場合にのみクライアントで扱えるようにする。

 セキュリティの設定は、PDF標準の印刷禁止、コピー禁止、編集禁止に加え、ファイル閲覧の有効期限日の設定や、「名前を付けて保存」の禁止などが可能。透かしに、“秘密”のスタンプ、会社名や社員IDなどを追加することにより、画面キャプチャ取得を抑止することも可能だ。

 また、PDFを閲覧できるサイトを制限したり、クライアントへのファイルダウンロードを禁止したりすることもできる。

 最大の特徴は、Webブラウザ内で動作する専用PDFビューアでPDFファイルを閲覧するため、クライアントソフトの事前インストールが不要なこと。Internet Explorerだけでなく、Microsoft Edge、Google Chrome、Safariなど主要なWebブラウザに対応しており、クライアントの動作環境を選ばないとした。

 ラインアップは、1)決まったセキュリティポリシーで公開・閲覧するWebサーバー向けに加え、2)Webシステムと連携してユーザーごとに設定内容を変更したいユーザー向け、3)自社パッケージやWebシステムへの組み込み向け、の3つを用意する。価格(税別)はそれぞれ、108万5000円から、130万円から、219万円から。

 なおハイパーギアでは、eラーニングにおいてWeb閲覧する独自教材の二次利用を防止したり、取引先への見積/発注仕様、製造図面の提示で利用したり、マニュアルや図面を外出先からタブレットで閲覧したり、といった活用例を挙げている。