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ウイングアークと日立、帳票分野で戦略的提携

ウイングアークが日立の帳票ソフト「EUR」の資産を取得

 ウイングアーク1st株式会社は18日、株式会社日立製作所(以下、日立)と、帳票分野での戦略的提携を行うと発表した。ウイングアークは、日立が保有する帳票ソフトウェア「EUR」の資産を取得。今後、自社の帳票ソリューション「SVF」とEURを含めた帳票分野において、製品やサービスを積極的に展開するとしている。

 日立のEURは、官公庁、金融業をはじめとした大手企業に導入実績を持つ帳票ソフトウェアで、ミック経済研救所の調査によれば、帳票市場において17.9%のシェアを獲得しているという。

 EURの資産取得に伴ってウイングアークは、2020年3月をめどにEURをSVFのラインアップとして統合する計画。開発元はウイングアークとなるが、日立では譲渡以後もウイングアークからOEM提供を受け、EURの販売やサポートを継続する。あわせて、SVFの技術を踏襲した「Hitachi Report for SVF」の販売およびサポートも提供するとのこと。

 この提携により、これまで両社が培ってきた帳票分野の強みが統合されるため、顧客企業は、両社の帳票技術を生かした環境変化への対応や運用ノウハウなどを継続的に享受可能としている。