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KDDI、大型タッチディスプレイの活用を支援するパッケージサービス

ディスプレイからサーバー/アプリケーションの構築までをひとそろえで提供

 KDDI株式会社は17日、大型タッチディスプレイを活用できるパッケージサービス「KDDI Interactive Display」を提供開始すると発表した。

 KDDI Interactive Displayは、イベント演出や会議、接客などのさまざまな用途で活用できるタッチディスプレイソリューション。一般的なタッチディスプレイでは難しい、複数人による同時操作が可能なディスプレイと、利用に必要なサーバー、アプリケーション、コンテンツなどを1つのパッケージとして提供する。

 ディスプレイは、32~65インチのマルチタッチディスプレイ5種類に加え、最大32枚まで連結することで、310インチ相当の超大型利用も可能な55インチの「Multitaction(マルチタクション)」も利用可能。Multitactionは同時タッチポイント数を無制限で認識するほか、専用の二次元コードを画面にかざすことで、識別したコードにあわせたコンテンツをシームレスに表示できるため、多数の人が同時に触って楽しめるイベントでの展示・演出や、会議のコミュニケーションボードなどで活用できるという。

Multitaction

 サーバーは、用途やアプリケーションにあわせて最適な製品を選定。アプリケーションについても、展示・会議・接客など利用用途にあわせ最適なものを個別に構築するとした。

 料金体系は、ディスプレイなどの機器を一括購入する長期利用向けの「購入パッケージ」と、利用日数のみレンタル可能な「レンタルパッケージ」の2つを用意。さらにサービスメニューとして、ハードウェアの配送・設置作業、コンテンツの設定、利用実績の分析サービスなどもラインアップされた。

 分析サービスでは、例えば、カメラと接続することで、ディスプレイ操作者の属性情報や滞在時間を取得し、コンテンツの改善やマーケティングに活用する、といったことが可能になるとしている。

 なおKDDI Interactive Displayは、KDDI本社の来客フロアの展示コーナーに4月から導入されており、KDDIのサービスに関連した模型を画面上に置くと、詳細情報が表示されるなど、会社紹介の展示として活用されている。